バリ島の基礎知識

バリ島データ

正式名称 インドネシア共和国 バリ州
面積 5633k㎡
=愛媛県と同じくらいの大きさ
州都 デンパサール(Denpasar)
Den=北、pasar=市場という意味
人口 約422万人(2014年:島内人口)
民族構成 バリ人が約90%
他にジャワ人、華人など
宗教 ヒンドゥー教徒が約90%、イスラム教徒、キリスト教徒など。
インドネシア全体ではイスラム教徒が87%を占める。
時差 日本時間マイナス1時間(日本が午後7時の時、バリ島は午後6時)
言語 公用語はインドネシア語。バリ人同士の会話にはバリ語が使われる。観光地では英語が通じる。

通貨

通貨単位はルピア(Rp)で、Rp.10,000≒78円 です(2018年6月21日現在)。
「桁が多くていくらか分からない!」という場合は、単純に0を二つとって、大まかにRp.50,000→500円と考えると簡単です。紙幣は 1,000~100,000 までの7種類、硬貨は6種類流通しています。
地元のスーパーや食堂ではルピアしか使えませんが、スパやアクティビティ、お土産店など観光スポットではルピア、ドル、日本円すべて支払い可能が所が多いです。ただし、店舗が設定した通貨以外で支払う場合、換算レートは店舗独自の設定になり、両替所で換算するよりも割高になる場合が多いので、店舗が設定している通貨を事前に用意しておきましょう。

古いドル紙幣は使えません!
バリ島では古いドル札は使えません。新札のドル紙幣をご用意ください。

【ご利用できない紙幣の種類】

  1. 年号の前にCBの文字が入っている紙幣
  2. 2001年以前に発行された紙幣
  3. 少しでも汚れている紙幣
  4. 書き込みやスタンプ、ホッチキスの跡が残っている紙幣

両替するには

日本円からルピアへの両替は、日本の銀行、デンパサール空港、ホテル、銀行、両替所でできます。換算レートは、日本の空港・銀行<バリのホテル<バリの空港<バリの銀行・両替所……の順に良いので、日本で両替する場合は必要最低限の金額にしておけばよいでしょう。 夜まで開いている両替所もあるので、到着日に空港からホテルに行く途中で両替するのがおすすめです。

スタッフから
私は安全重視なので街中の両替所は使いません。レートが良くても手数料がかかったり、書いてあるレートよりも高く計算してきたり、本当に油断できないんですよ!
両替をする時はいつも セントラル・クタ銀行。レートも良いしスタッフもしっかりしています。クタ、ヌサドゥアなどに支店があり、夜9時ごろまで開いているので便利です♪

バリの物価

バリの物価は日本と比べて大体3分の1~10分の1程度ですが、物によってかなり差がでます。
当前ですが、日本で買うより安いものは日本より品質が悪く、品質の良いものを買おうとすると値段が上がります。物価は徐々に上がってきていますが、日本と比べるとまだまだ安価です。

  • Tシャツ1枚:Rp.50,000~(約500円)
  • マッサージ1時間:Rp.100,000~(約1,000円)
  • ミネラルウォーター 500ml:Rp.3,000(約30円)

※詳しくは「物価一覧」のページをご参照下さい。

言葉は通じる?

公用語はインドネシア語ですが、観光エリアでは英語がよく通じます。ほとんどのレストランには英語メニューがあり、簡単な日本語が話せるスタッフがいるところもありますが、言葉のコミュニケーションに不安がある場合は、日本語ガイド付きのカーチャーターや観光ツアーをおすすめします。

スタッフから
観光やツアーに出掛ける場合は日本語ガイドは付けた方がいいですよ。例えば寺院に行っても、自分たちだけで行ったら “この石像は何の神様?"“バリの人々はどんな信仰を持ってるの?" なんてさっぱり分かりませんよね。また、ガイドさんは近くのおすすめスポットや効率的な周り方を教えてくれるので、時間を有効的に使えます。

観光ビザについて

観光ビザ(Visa on arrival)は、2015年6月12日より免除となりました。観光目的で30日以内の滞在の場合、これまで必要でした観光ビザ(VOA=到着ビザ)の取得は免除となりました。
ただし、商談等、観光目的以外で入国される方や、30日以上の滞在を希望される方は、観光ビザ(VOA=到着ビザ)の取得が必要ですので、入国審査カウンター手前のビザ取得ブースでVOAを取得してください。取得費用は$35です。

交通手段

島内に鉄道はありません。プラマ社が運行するシャトルバスがありますが、チャンディダサやロビナなどバリ島全土への広域路線がメインなので、一般的な交通手段ではありません。リゾートエリアを巡回するバスなどはありませんので、移動は旅行会社やホテルなどのドライバー付きレンタカーを借りるか、タクシーを利用するのが一般的です。ほとんどのタクシーにはメーターが付いていますが、 中にはメーターを使わずに後から割高の料金を要求している場合もあるので、乗り込む前に必ずメーターで走ることを確認しましょう。メーターの初乗り料金は Rp.25,000(約250円)で、道で拾った場合は Rp.5,000(約50円) です。レンタカーの場合もタクシーの場合も、予め目的地の住所や電話番号を控えておき、持って出掛けるとよいでしょう。

渋滞に注意

バリでは近年車の台数と人口が増加しており、一部の道路で慢性的な渋滞が発生しています。それ以外にも、毎日バリ島中で寺院のお祭りが行われているため、道路が予告なく通行止めになることもよくあります。スケジュールを立てる際は思いがけない渋滞や通行止めに遭遇することを考えて、お時間にゆとりをもって計画してください。

慢性 渋滞エリア
  • ヌサドゥア~クタまでのバイパス・ングラライ
  • レギャン通り、カルティカ通り、パンタイ・クタ通り、オベロイ通り
  • ウブド・モンキーフォレスト通り、ハヌマン通り……など

バリの暦

バリ島では太陽暦である西暦と、バリ独自の暦であるウク暦・サカ暦が使用されています。寺院の祭礼などはウク暦・サカ暦をもとに行われていることが多く、ウク暦のなかで最大の祭礼であるガルンガンは、210日ごとにバリ島中の村々で盛大に行われます。ガルンガンは日本でいう迎え盆にあたり、神々や祖先の霊が地上に降りてくるとされています。その10日後に行われるクニガンが送り盆にあたります。また、サカ暦の元日にあたるニュピは「静寂の日」とも呼ばれ、バリ島全体が外出禁止、観光客でも不用意に外に出ると逮捕されてしまいます。

この他、「オラダン」と呼ばれる個々の寺院の創立祭や、「鉄のお祭り」「学問のお祭り」「水のお祭り」 など様々な種類の祭礼があり、毎日どこかしらでお祭りをやっている状態です。特に満月、新月にはオラダンが集中し、正装をし、お供え物を頭に乗せて寺院へ向かう人々を目にすることができます。また、このお祭りのため予告なく道路が通行止めになったり、渋滞が発生することもあります。

祭日カレンダー〈2018年後半〉

8月
17日/金(インドネシア・バリ島祝日):建国記念日
22日/水(インドネシア祝日):巡礼の日

9月
11日/火(インドネシア祝日):イスラム暦元旦

10月
13日/土(バリ島祝日):ハリ・サラスワティ
17日/水(バリ島祝日):バリ・パガルウェシ

11月
20日/火(インドネシア祝日):ムハマッド降誕祭

12月
24日~27日(バリ島祝日):ガルンガン
25日/火(インドネシア祝日):クリスマス

※祝祭日は変更になる可能性がありますので、ご注意下さい。

バリの気候

バリ島の気候は乾季と雨季に分けられます。5月~10月ごろが乾季、11月~4月ごろが雨季です。 乾季はほとんど雨が降らず、湿度も低いので過ごしやすく、朝晩は上に一枚着ないと肌寒いほど涼しくなるときもあります。雨季は西からの季節風により雨がひんぱんに降りますが、日本のように一日中降り続くということはなく、急に激しく降りだして数十分~数時間でカラリとあがります。ただし、降水量が非常に多いので、短いスコールでも道路に水があふれてしまうことも。また、気温に加えて湿度も高いので蒸し暑い日が続き、蚊も増えます。

バリの水事情

バリ島の水道水は硬水です。生水は絶対に飲まずに、スーパーやコンビニなどでミネラルウォーターを購入してください。ミネラルウォーターのもっともポピュラーな銘柄は「アクア」で、注文時にも「アクア」と告げると通じます。また、レストランによっては水はミネラルウォーターを使用しても、氷は殺菌処理をしていない所もあるので、お腹に自信のない人は生ジュースなども控えミネラルウォーターをボトルで頼んだほうがいいでしょう。

スタッフから
バリの人々は水道水を沸騰させて飲んでいますが、私ははチャンレジした事がありません……。 歯磨きの時のうがいやスパゲティを茹でる時は水道水を使います。ローカル食堂では生ジュースもシーフードもばんばん食べちゃいますが、お腹に自信がない方にはおすすめしません~。

電圧とプラグ

電圧は220V、周波数は50Hz。プラグは丸ピン2本足のCタイプ(写真)が一般的です。ドライヤー、カメラ、充電器など、日本の電化製品を使用する場合は変圧器が必要です。ホテルによってはフロントで貸し出しを行っているところもあります。

スタッフから
日本の電化製品でも220Vに対応しているものもけっこうあります。裏面などに書いてあるので確認してみてください。Cタイプのプラグは日本の家電店で数百円で売っていますよ。

チップは必要?

バリ島には本来チップを渡す習慣はありませんが、気持ちの良いサービスを受けたときには感謝の気持ちとして渡すこともあります。「いくら払わなければならない」というものではありませんが、「一般的な平均」としては、ホテルのポーターにはRp.5,000、マッサージのセラピストにはRp.10,000~Rp.20,000程度、観光ガイドやドライバーには合わせてRp.50,000程度が一般的な額のようです。レストランやカフェには必要ありません。レストランによっては、会計時にサービス料として11%を加算する所もあります。タクシーも同じく要りませんが、Rp.100単位のお釣りは要求しないのが慣例となっています。例えば、タクシー運賃がRp.49,500 の場合、Rp.50,000 を支払ったらお釣りは要求しないのが一般的です。

スタッフから
私の場合は、2時間マッサージをしてもらって気持ち良かったらセラピストさんにRp.10,000くらい渡します。Rp.10,000札がなかったら、持っている小額の紙幣をあるだけ渡したり……でも、気持ち良くなかったら渡しませんよ。その他、レストランで良い席を取りたい時にボーイさんにRp.50,000 そっと握らせることも(笑)。チップは効果的な使い方をしましょうね~。

トイレ問題

中級以上のホテルやレストラン、スパ、ショッピングセンターではトイレットペーパーを備えた自動水洗の洋式トイレが多いですが、地元のレストランやスパではインドネシア式トイレが一般的です。外出の際やレストランに入ったときは、こまめに利用しておくほうがいいでしょう。

インドネシア式トイレとは・・・

和式に似たしゃがみ式で、用が済んだら水槽の水を汲み、右手で流しながら、左手でお尻をあらいます。トイレットペーパーは備えておらず、また流れないので、あらかじめティッシュを用意し、ゴミ箱に捨てるようにしましょう。

郵便物

郵便局は「カントル・ポス(Kantor Pos)」といい、ヌサドゥア・ジンバラン・クタなど各エリアに1~2箇所ずつあります。ハガキは一枚Rp.3,000~Rp.5,000 程で売られており、バリ島から日本までの郵便料金は、ハガキがRp.7,000、封書は50gまでRp.10,000、EMS(エクスプレス・メール・サービス)は1キロまでUS$17です。 郵便局は平日の10時~15時ごろまで開いていますが、ホテルのフロントに投函を頼むこともできます。

電話のかけかた

国際電話はホテルの部屋や、携帯電話、国際通話のできる公衆電話から掛けることができます。 ホテルから掛ける場合、そのホテルの外線番号(9番など)を最初に押してからかけてください。

携帯電話

携帯電話は、携帯本体/番号/通話料…の3つがそれぞれ別に売られています。携帯本体は安いものなら2,000円くらいから、iPhoneやBlackberry も人気です。安いものは通話とショートメール(SMS)しかできませんが、高価なものは高速インターネットやカメラ付き機能、音楽ダウンロード機能などを備えています。番号は100円程度で購入し、通話料が少しだけ付いています。 通話料はプリペイド式になっており、「プルサー」と呼ばれるプリペイドカードを予め購入して、携帯本体に送信してチャージします。プルサーの金額は、Rp.5,000、Rp.10,000、Rp.20,000、Rp.50,000、Rp.100,000 の5種類の設定があります。

携帯電話を購入する場合は、携帯ショップが集まるデンパサールで購入するか、ディスカバリーモールやカルフールでも購入できます。携帯番号とプルサーは複数の通話会社が販売しており、会社によって「電波が良い」「海外への通話が安い」「同じ会社同士だと通話料無料」などの特徴があります。

日本語対応の病院

旅行中に一番心配なのが、病気や怪我。海外の病院を利用するときは、日本語対応ができるかどうかが重要ですね。バリ島には数カ所の日本語対応の病院があり、旅行者の強い味方となっています。海外保険やクレジットカードへの対応は異なりますで、病院または保険会社、カード会社に直接ご確認ください。

■日本人スタッフのいる病院

BIMC ホスピタル:クタ(シンパンシウールからサヌール方向へ50m)
TEL:0361-761263

タケノコ診療所:クタ(サンセットロード沿い)
TEL:0361-7808094 / 0361-7808095

共愛ヘルスケア:クタ(シンパンシウールからサヌール方向へ200m)
TEL:0361-766591 / 0361-766593

■日本語スタッフのいる病院

インターナショナルSOS:クタ(シンパンシウールからサヌール方面へ500m)
TEL:0361-710505 / 0361-720100

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